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社長。近年は個別労働紛争が増加する傾向にあるんですが、ご存じですか?
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はい、リストラ、賃金の引き下げ、社内のいじめや
嫌がらせなど、会社と労働者個人との間に起こる
トラブルのことです。
下のグラフを見てください。 厚生労働省が発表した
全国の相談件数の推移です。
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なるほど。たしかに、年々増加しているねぇ。
何か増加している理由はあるのかね?
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そうですね。わたしは次のように考えています。
@インターネットが普及して従業員も情報を簡単に
得られる環境があること
Aそれにより、個人の権利意識も高まってきたこと
B無料の相談機関や個別労働紛争解決制度が
整備されてきたこと
などがあげられます。
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ひと昔前とはぜんぜん状況が違うんだね。
大変な世の中になったもんだ。
最近会社を辞めていく従業員のなかには
「勤めさせてもらった会社」ではなく、
「俺さまが勤めてやった会社」という態度をとる者が
いて、とてもさみしいよ。
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そういったちょっとした意識のズレからトラブルになるんでしょうね。
下のグラフは、トラブルの内訳です。
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そうか。相談内容では解雇がトップか。
そういえば、知人の社長も言っていたよ。
解雇した従業員が訴えてきて、解決するのに
多くの時間とお金がかかったし、何よりも精神的に
かなり疲れたって・・・
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それは大変でしたね。
いったん社内でトラブルが発生すると、
他の従業員のやる気にも影響しますしね。
こうしたトラブルの原因の中には、法令や判例を
知らなかったり、誤解にもとづくものが多くみられ
ます。ですから、労働問題に関する正しい知識
を身につけることでトラブルを未然に防止できる
と思うんです。
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なるほど。
うちの会社には関係ないことだと思っていたが、
対策だけでもとっておいた方がよさそうだな。
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